愛と生を生きる

2015年秋新規がKinKi Kidsへの愛を語ります。Twitterは@lovelife77_k3

「Topaz Love / DESTINY」一言感想

https://www.amazon.co.jp/Topaz-Love-DESTINY%EF%BC%88%E9%80%9A%E5%B8%B8%E7%9B%A4%EF%BC%89-KinKi-Kids/dp/B077ZPKYBB/ref=sr_1_5?ie=UTF8&qid=1517103046&sr=8-5&keywords=Kinki+kidsご無沙汰です。

KinKi Kidsの現場に行くと語彙力を奪われる私は、一昨年のアリーナツアーを皮切りに、ドームコンサート、昨年の横浜スタジアムでのパーティー、小喜利、SHOCK、ドリフェス、ドームコンサート、といまだかつてない現場ラッシュ(博多座以外遠征)を過ごして、あの夏を過ごしていろいろ感じることもあり、すっかり語彙が皆無になっていました。

けれど、このシングルに関しては、どうしても書きたいのでおつきあいください。

例によって一言が一言に終わらないやつ。4000字超え。

 

・「Topaz Love」

「Family~ひとつになること」以来7年ぶりの共作。作詩:堂本剛、作曲:堂本光一、編曲:堂島孝平、の最強の堂堂堂。

この曲が作られた経緯については語ると長くなるので、2017年12月に発売された「The BEST」の初回盤の特典の20周年イベントの映像をご覧いただくか、2017年12月に放送されたNHK「SONGS」の第445回「KinKi Kids ~キミが隣にいなかった夏~」の再放送が2018年1月29日深夜にありますので、ぜひご覧ください(宣伝)。

イントロのピアノの「タララーン♪」は、チュクチューン♪(「ラブストーリーは突然に」ギターの佐橋佳幸さんのアイデアだと亀田音楽専門学校でも関ジャムでも見た記憶)に匹敵する、心をギュッとつかむイントロだと思う。

テレビサイズよりぐっと長いきらきらしたイントロをかみしめていると、「夜空 弾く 華の灯が」と歌が始まりあの横浜の夏の夜を思い出す。

どうしてもあの夏を重ねずにはいられないファンにとっては、柳楽優弥さんと矢野優花さんが出演するMVを見て、やっとこれが恋の歌であることがわかったというか。

「(仮)突発LOVE」を知る人にはあの夏の切なさときらめきが、完成した「Topaz Love」で初めて聴く人には10代の一生懸命で必死な恋の切なさときらめきが、曲を通して浮かんできて、見事なダブルミーニングが成立しているのですよね。

いい曲は、背景を知らなくてもやっぱりいい曲、と痛感する。

この曲の一番美味しいところは、やはりDメロだけれど、残念ながら、12月のSONGS、堂本兄弟SP、CDTVクリスマス音楽祭でしか披露されてなくて、タイムボカンのエンディングでは流れていないので、気になる方は、ぜひCDを手に入れて「いいの」と「いたいよ」にたどり着く瞬間を全身を耳にして聴いてください。

「(仮)突発LOVE」も別バージョンとしてぜひ仕上げたいと剛さんが言ってたので、首を長くして待ってます。

(この曲は、2番の最初のハモりとか、いろいろ語りたくて語りたくて仕方ないけど、いずれまた)

 

・「DESTINY」

作詩:Satomi、作曲:井上日徳、編曲:堂島孝平井上日徳と「Secret Code」と同じ制作陣、というだけで期待がぶちあがる曲。

タイムボカン 逆襲の三悪人」のオープニングテーマとなるも、剛さんが突発性難聴のためレコーディングが間に合わず、10月:Version K、11月:Version T、12月:KinKi Kidsバージョンという異例の形で披露され、シングルにも収録されることになったけど、結果的にファンにとっては3倍どころか、3の3乗で9倍美味しい曲になっています。何より、音源よりもドームで聴いた生演奏がさらにかっこよかった。

初回盤Bを買った方は、正統派アニメヒーロー的な光一さんの歌い方と金管がきらめく華やかなアレンジ、剛さんの抑え気味の艶めいた歌い方と低音が効いたいぶし銀のようなアレンジの違いを楽しみ、KinKiバージョンでの融合を聴いてどきどきし、歌割を見てにやにやし、アレンジの融合を楽しみ、MVを見て剛さんのギターソロ風のマイクプレイと光一さんのダンスのかっこよさに心臓が止まり、メイキングの3人を見てほほえみ…楽しみ方は無限大。(井上日徳さんがツイートされてた井上さんのギターのフレーズが使われてる箇所も未確認)

とりあえず、私は初回盤Bを重点的に聴いてるけど、まだまったく「聴きこんだ」域には達しておりません。コーラスだってアレンジも歌ってる人も違うんだもの。

難を言うなら、作詩のSatomiさんがこのコンペは「時空を超えた恋」というオーダーだったとツイートされてましたが、タイアップありきの曲を作る難しさ、というのをところどころに感じるかな。

KinKi KidsがDESTINY(運命)を歌うって「今日は今朝から頭が頭痛で痛いので、早退して早く帰ります」みたい、と思ってしまうタイプのファンですみません。

はっきり言葉にしなければ伝わらないのも重々わかりますし、光一さんと剛さんに「絶対離さない」なんて言われることは一生ないので、ええ、喜んでおります。

Satomiさんは、さらにあの「Anniversary」のアンサーソングにするという離れ業を見せておられますので、歌詞を見比べて探してね。

「Secret Code」や「99%LIBERTY」みたいに、ライブで盛り上がる曲になるのは間違いないので、剛さんの耳が快癒してこの曲を一点の曇りもなく楽しめる日が来ることを心から願っています。

 

・「哀愁のブエノスアイレス

作詩:売野雅勇、作曲:林哲司、編曲:船山基紀

タイトルと制作陣が発表された時点で、どんな曲なのか(いや間違いなく歌謡曲)とわくわくし、ツイッター上でもみんなざわざわしていた曲。

だって「少女A」と「北ウイング」と「勝手にしやがれ」が合わさるって!

しかも21世紀の平成のこの世にこのタイトル。

さすが、小室サウンド全盛期に「硝子の少年」を放り込んできた陣営。

あと、私はアルゼンチンならタンゴも期待してたけど(ブエノスアイレス→アルゼンチン→タンゴ→ピアソラバンドネオン・「リベルタンゴ」「ブエノスアイレスの四季」くらいの貧弱な連想)、タンゴに詳しいわけでは全くないので、知ったかぶりで書きますけど、強弱の取り方はタンゴを意識してるのかな?と思いました。

KinKiとほぼ同世代の私は、歌謡曲は子どもの頃にうっすら聴いてた記憶で、歌謡曲ど真ん中、直撃!という世代ではないのですが、39歳と38歳のKinKi Kidsが平成も終わろうという世に歌うのにふさわしい歌謡曲だなという印象。

まず「カテドラルの鐘が鳴る」に心をつかまれるけど、「もう二度と帰らぬ宝石の日々から君の影が石畳を駆けてくるよ」って、ここで、Topaz Loveのカップリングにこれを持ってきたか!とKinKi陣営に最大の敬意を表したい。

Topaz LoveとDESTINYで、いちどきりのあなたを好きでいたかったり、絶対離さなかったりと、唯一無二の恋に落ちてたのが、その恋も過去になる、苦い現実と哀愁を、39歳と38歳のKinKi Kidsが歌うなんて最高。

シングル、アルバムの中で曲が有機的に絡み合って、物語が生まれるのは、薔薇と太陽辺りから特に感じるので、共同プロデューサーの堂島さんに感謝です(Nアルバムの感想でも言った)。

あと、これは独り言として、私が勝手に切なくなっちゃうのは、剛さんの歌い方が発症前ではないか、という気がするのですよね。

KinKiは、よい曲があればレコーディングしておいて、タイミングを見てリリースするというやり方なのでありうる話。

どこがどうとはっきり言えないし、「Topaz Love」「DESTINY」の歌い方が悪い、というわけでは全くないのだけど。

 

・「CLASSIC」

作詩:MiNE、作曲:Victor Sagfors、Magnus Funemyr、編曲:VICTOR

作詩は「PLUGIN LOVE」も作詩されてた方ですね。作曲はフィンランドの方みたい。

私、まだ初回盤Bを聴きこむのに忙しくて、通常盤はあまり聴けてないのですが、(初回盤Aのバッキングトラックも楽しみにしてるのにまだちゃんと聴けてない。「Topaz Love」「DESTINY」の中毒性恐るべし)、ブエノスアイレスでも書いた、シングルの中で生まれる物語、でいうと、「漂流者」に「時空を超えた恋」を感じるし、「時代が変わっても 色褪せないよ愛の形は」って直球だし。

通常盤の4曲で物語ができあがっているけど、特に、「Topaz Love」と「哀愁のブエノスアイレス」、「DESTINY」と「CLASSIC」が対になる曲になる気がしています。

曲順そのまま春夏秋冬のイメージでもあるかな。

「CLASSIC」は目を閉じてサウンドに身体をゆだねて聴くのもほんとに心地よくて、ライブで生歌でぜひ聴きたい。

歌ってくれなかったら、「キミハカルマ」「勇敢な君に」「Where is」「星見ル振リ」と同様に、成仏できない「CLASSIC」おばけになって化けて出てやる(笑)

ということで、全4曲だけど、初回盤と通常盤、というと、なんとなく初回盤が豪華で通常盤は普通、というイメージがあるけど、いやいやたった1,188円なのに通常盤も豪華な1枚。

あと、やはりこれも発症前のレコーディングかなあ…。

 

・動画

一般的にジャニーズに公式動画があるというイメージはないと思いますが、KinKiの2人がピンクの髪でCMしていることでおなじみのGYAO!では、「Topaz Love」「DESTINY」のMVのショートバージョンが見られますので、ぜひどうぞ。

過去のシングルのMVやライブ映像ももちろん無料で見られます(宣伝)

KinKi Kids 「Topaz Love(ショートver.)」<39thシングル>-動画[無料]|GYAO!|音楽

 KinKi Kids 「DESTINY(ショートver.)」<39thシングル>-動画[無料]|GYAO!|音楽

 

・買うには

1月27日現在、初回盤はフラゲ日から実店舗では予約以外はほぼ完売で入荷予定なし、通常盤はほぼ完売だが注文可能、ネットショップでは初回盤は一部在庫があるものの転売により高騰している、という非常に品薄の状態です。

(経営や戦略上の問題があるのかもしれないけど、もう少し余裕を持って生産してほしかったなあ…)

(足りなくて海外輸出分がキャンセルされたとか海外ファンが気の毒すぎる…)

ネットショップでお買い求めの際は、正規の値段か、お値段と販売元をよくご確認・納得の上、お買い求めください。

(1月27日時点で、ツイッター上では、 #KinKi新譜在庫情報 #KinKi新譜在庫状況 というタグができて、みなさまが各地の実店舗やオンラインショップの在庫情報を上げてくださっていますので、参考にしていただくとよいかもしれません。)