愛と生を生きる

2015年秋新規がKinKi Kidsへの愛を語ります。Twitterは@lovelife77_k3

楽曲感想(12)ココロがあったんだ

KinKi Kidsの最新シングル「夢を見れば傷つくこともある」を勝手に応援しようと、全楽曲の感想を書き始めて、いよいよ最後の曲になりました。

 

「ココロがあったんだ」

作詞:松井五郎、作曲:織田哲郎、編曲:CHOKKAKU

Chorus Arrangement:Kumi Sasaki & Ko-saku

Drums:Soul Toul

Bass:Takeshi Taneda

Guitar:CHOKKAKU

Strings:Hitoshi Konno Strings

Chorus:Koichi Domoto & Ko-saku,Kumi Sasaki & Tiger

 

 

2015年シングル「夢を見れば傷つくこともある」通常盤収録のカップリング。

 

松井さん、織田さん、CHOKKAKUさん、ミュージシャンもおなじみのみなさま。あ、コーラスに佐々木さんとTigerさん。

Drumsの方は初めて?と思ったら、「Broken冷蔵庫」「永遠に」などで叩いていらっしゃいました。お久しぶりです。(知り合いではありません)

 

「こたえ」が歌詞に合わせてか、シンプルで地道な音に聞こえるのに比べて、「ココロがあったんだ」は華やかな音で好き。ライブ映えしそう(今回未参加)。

 

二人の歌声に対して、ストリングスのカウンターメロディーが(最近覚えた用語を使ってみる)、心地よく駆けていく。

 

NHK亀田音楽専門学校シーズン3で、織田さんがサビを輝かせるためにBメロに力を入れるんだということを語っていらっしゃったので、Bメロに注目してみます。

 

「(つ)夢は 

   (こ)それでいいか 

   (つ)つらくないか  

   (こ)わかってるのに」

 

一言ずつ歌割りを変えながらブレイクを入れて、合間にストリングスとドラムが刻んで、緊張感が高まる。

 

「のにー」とサビに向かって、高まった思いをぶつけて歌い上げて、

 

「(二人)いつかは今じゃない  どこかはここじゃない」

 

と、意思を高らかに歌うユニゾンのサビへつながっていく。

 

作曲と編曲の話が混じったけど、編曲もメロディーの流れを最大限引き出してる感じですよね。

 

「いつかは今じゃない  どこかはここじゃない 明日の自分を決めるなら」

最初に聴いた時は、ん?と一瞬思考が止まって考えて、昔夢見た"いつか"は"今"じゃない、まだ良くも悪くも先があるってこと、と気づいて、はっとした。

自分の可能性を決めつけるな、狭めるな。

そうなんだよね。日常に埋没して忘れそうになるけど。

 

個人的には、どちらかと言うと、2番のサビの

「傷つくことを恐れてた 愛は嘘じゃないか? 逃げてないか? わかってるのに」

の方にどきっとさせられたり。

 

明るい曲調につい乗せられるけど、歌詞は心のゆるみや歪みを突いてくるような厳しさもあり、それでいて、

「ほんとは抱きしめてる ココロがあったんだ」

と、そっと後押ししてくれる、KinKi Kidsらしい応援の歌だなと思います。

 

詞が先か曲が先かは知らないけど、歌詞とメロディーがぴたっと合わさって、これしかないという歌になってる。

今回のコンサートでも2曲目で歌われてるし、ブルーレイ楽しみ。