愛と生を生きる

2015年秋新規がKinKi Kidsへの愛を語ります。Twitterは@lovelife77_k3

楽曲感想(11)こたえ

夢傷シングルの全曲感想を書いてみようシリーズ。

残り2曲になりました。

今回は「こたえ」。

 

作詞:松井五郎、作曲:馬飼野康二、編曲:武部聡志

Chorus Arrangement:Ko-saku

Synthesizer Programming:Takahiko Iida

Drums:Noriyasu "KAASUKE" Kawamura

Bass:Hiroo Yamaguchi

Guitar:Tetsuro Toyama

Piano:Satoshi Takebe

Strings:Hitoshi Konno Strings

Chorus:Koichi Domoto & Ko-saku

 

2015年シングル「夢を見れば傷つくこともある」通常盤収録のカップリング。

 松井さん、馬飼野さん、武部さん、ミュージシャンもおなじみのみなさま。

 

「もう一度信じて」は若いなと思ったけど、これは音に、ああKinKi Kidsだなって安定感がありますね。  

 

奇をてらわない感じのバンドサウンドが(ひょっとしたら演奏的には難しいことをしてるかもしれないけど、詳しくないリスナーの私にはそう聴こえます)が、この曲の意味合いにもぴったりだなと思います。

 

でも、今のKinKiに「それでいいんだ きっといいんだ 今の君でいいんだ」って歌わせちゃうんだ、かわいすぎないか?って初聴では驚いた記憶が。

 

7曲もあると好みが出てくるわけで、「こたえ」は最後まで、わかるようなわからんような、と首をひねってました。

けど、ふとした瞬間にすっと言葉と音が飛び込んできて、好きになりました。

たぶん、その日、ごく普通なんだけど、一生懸命働いてる人の話を聞いたのも影響してるかな。

歌を聴いての感じ方にも、自分のコンディションや思いがこんなに影響するんだと、夢傷シングルの7曲を聴いてて思います。

 

「夢を見れば傷つくこともある」の後、前を向いて懸命に進んで来たけど、失敗したり、つらい時も当然あって、ふと気弱になって立ち止まった時。

 

「まちがうのも揺れ動くのも あたりまえじゃないか」

「誰だって くやしくて そこから強くなる」

それが「こたえ」。

 

繰り返す日々に行き詰まって、視野が狭くなってる時に聴けるといいな、と思います。

平凡でも頑張ってる人への応援歌。好きです。

 

通常盤は、それなりの年月を世の中で頑張ってきた、けどまだまだ頑張らないといけない30代、40代をそっと支えてくれる曲が多い気がしますね。

10代、20代で聴いてもいい曲だと思うだろうけど、「若い頃に聴いてた好きな歌だから励まされる」のとはまた違って、「30代のKinKi Kidsが歌う歌に、30代の今出会ったからこそ励まされる」気がします。

 

それは、作家陣も今のKinKi Kidsに合わせて作ってくれてるからでもあるけど、KinKi Kidsの二人が、今を生きてることに真摯に向き合って、歌ってくれてるからなんだろうな。

そして、どうしても仕事や生活で余裕がなくていっぱいになると、歌に耳を傾けなくなったり、いろんな思いを感じ取れなくなったりしちゃうけど、何歳になっても、柔らかな開かれた心を持ち続けていたいなと思うのです。