愛と生を生きる

2015年秋新規がKinKi Kidsへの愛を語ります。Twitterは@lovelife77_k3

楽曲感想(10)もう一度信じて

夢傷シングルシリーズ。今回はこの曲。

 

作詞:タイラヨオ、作曲:大塚郁、編曲:浅野尚志

Chorus Arrangements:Ko-saku

Drums:Masayuki Muraishi

Bass:Tomohiko Ohkanda

Chorus:Ko-saku

 

2015年シングル「夢を見れば傷つくこともある」初回盤B収録のカップリング。

 

タイラヨオさんと大塚郁さんはKinKi Kidsは初めて? 探せませんでした。

浅野さんは、「Be with me 」「Where is」でおなじみですね。

 

だからか、なんとなく可愛らしい感じ。上記のふたつより、サウンド的にはシンプルでさらっとしてる印象。

曲を作ったり編曲したりしたことがないのでよくわからないけど、ベースとドラムが生で他が打ち込みって面白いつくり。逆は多いと思うけど。タイトだけど拍に収まらない勢いがあるかな。

 

歌詞の、語りが若い。まだスタートラインにも立ててない苦しみ。

「この先に続く未来の僕は笑えるのかな」

心の奥が、甘酸っぱく苦くきゅっと引き絞られるような歌。ストレートな言葉がまぶしい。

 

二人の歌い方も、心なしか若くて、人生の先輩からというより、等身大の思いが伝わってくる。

 

インタビューでは、一度夢をあきらめた人への歌とあったけど、失敗して思いがくすぶってる大人もいるだろうし、夢にトライしないまま、ものわかりよく諦めようとしてる10代への歌でもあってほしいなと思ったり。

 

トライするのか、諦めるのかって、とても難しい選択。

どうしても、アイデンティティーと自分の能力や環境のバランスというものがあって、自分の夢を追いかけるわけには行かなくて、与えられた環境で、置かれた場所で咲く(という本ありましたね。未読)ことの方が多いと思う。

 ただ、トライしないと他の場所ではできないことならやった方がいい。

 

「時間は若さの味方だよ 両手に時代を抱きしめて(Kissから始まるミステリー)」であるからして、若い人には全力を尽くして無茶をやってほしい、と勝手ながら思う。 

10代から20代なんて、通り過ぎてみれば、まだ何にでもなれる真っさらな白紙の状態なんだよ、と思うけど、真っただ中にいる時にはそう思えないものね。

 

私たち大人が、そのことをどれだけ伝えられてるかなあ、とそんなことも思う受験シーズンです。

 

さらに、聴き続けていたら、道を選んで進んできたけど、自信がぐらついて、ふと立ち止まってしまった時に、「もう一度信じてあげたい」とそっと寄り添ってくれる歌かなという気もしてきました。初聴でそんなにインパクトのある曲じゃなかったけど、そういう曲の方が、あとから好きになるかもね。